病院の内科は、大人の様々な症状を診てくれる科です。
内科では、さらに専門的な分野に分かれる場合があります。
専門的に分かれることによって、その分野をより詳しく調べてくれます。
その中でも今回は、消化器内科を紹介させて頂きます。
消化器内科とは?
消化器内科は、胃、小腸、大腸、食道、肝臓など、人の消化器を専門として診察する科です。
消化器内科はどんな症状のときにいくべきか
消化器内科の受診は、下記の症状が出た場合です。
- 食欲不振
- 胃もたれ
- 胸焼け
- 吐き気
- 腹痛
- 満腹感
- 吐血
これらの症状が出たら、消化器内科を受診しましょう。
幅広い症状を診てくれますよ。
また、上記の症状は風邪でも起こるので、内科の受診と迷ってしまう方もいるでしょう。
風邪の症状の中でも、特に上記の症状が顕著であれば、風邪ではなく消化器系の病気である可能性も高いので、消化器内科を受診してもらってください。
風邪だと思っていたけど、実は消化器系の病気だったというケースはよくあることです。
消化器系の不調を感じたらすぐ受診を
風邪の場合、受診を急ぐ必要はありませんが、消化器系の不調であればなるべく早めに受診をしましょう。
というもの、日本人がかかるがんのおよそ60%は消化器系のがんと言われています。
そのため不調が、がんである可能性もゼロとは言い切れません。
例えば、食道がん、胃がん、大腸がんなどが考えられます。
特に、大腸がんは患者数が多く、女性の死亡数で最も多いがんです。
大腸がんの恐ろしいところは、これといって目立つ症状がないところです。
進行していくと、便秘や下痢などの症状が出てきますが、自分でも病気だとは気づきにくいです。
知らぬ間にどんどん進行してしまうので、少しでも不調を感じたらすぐに消化器系内科へ行きましょう。
また、胃がんも症状が分かりづらいという特徴を持っています。
食欲不振や胃の不調などの症状が出ますが、これらの症状は病気でなくても普段起こる症状です。
病気だと気づきにくいため、食欲不振や胃の不調が続く場合も速やかに受診してもらいましょう。
消化器系のがんは、早期発見できれば、手術をしない内科での治療で治せる場合が多いので、気になる点があればすぐに病院へ行ってくださいね。